『50音マラソン』『ら』~『ラスト』の言葉に反応する心理って…⁉~
今回から『50音マラソン』は、『ら行』に入りました。
『ら行』は、5つのかな文字では『最後の行』です。
今回は、 その先頭かな文字『ら』と『最後の行』を掛け合わせ、『ラスト』という言葉に焦点をあてて書いてみたいと思います。
『ラスト』で反応する私たち
『ラスト』がつく言葉って多いですよね。
ラストレター、ラストオーダー、ラストチャンス …案外いろんな言葉が浮かんできます。
この『ラスト』を聞くと、「最後だから、今、手に入れないと!」という意識が反射的に働いてしまいますよね。これは、『人間の心理』というものでしょうか…?
今のコロナウイルスの件もそうですよね。
「マスク」が市場からなくなったり、それが高値で転売されたりという騒ぎが起こっています。
そして、店頭からはトイレットペーパーがなくなっている⁈という話も聞きました。
私が小さい頃に、トイレットペーパーを買い占める『オイルショック』という騒動がありましたが、そのことを思い出してしまいました。笑
もう50年近く前のことなのに、同じことを繰り返すんですね…
あの時と今では状況が違っているのに、 人の根底には「無くなることに対する恐怖」が相当強いのかな…と思いました。
物が豊かになりすぎて、その生活に慣れてしまってるから、「(この生活が)無くなったらどうしよう…」という不安や恐怖が働いて、買い占めてしまうのかもしれません。
『買い占め』は不安や恐れから?その連鎖反応も伝染病みたい
「マスクの買い占め」は、予防のために必要というのはまだ理解できますが、「トイレットペーパー」は、単にデマ情報に踊らされているだけだなと思います。
この季節、「マスク」が本当に必要な人もいるでしょうから、予防のためだけに必要でない人が「買い占める」行為は、思いやりがなさすぎるような気がします。
「自分に必要な分だけを買う」、その行動だけで他の人も買えるんですから、全員にも行き渡るのになと…
一人が買い占めをすると、途端にその影響を受けて、他の人までも買い占めが連鎖してしまうんですよね…
みんなが良い方に向かう連鎖ならいいんですが、今の状況をみると、無くなる(と勝手に思い込む)不安や恐怖が連鎖してますものね…
ウイルスだけでなく、こういう行動も伝染病と言えるかなと思います。
だから、こちらにも要注意ですね。
『最後の晩餐』
話はコロッと変わります。笑
『最後の晩餐』は、イエス・キリストが処刑前夜に12使徒と夕食を摂っている宗教画として有名ですが、 皆さんは「(人生の)最後に何が食べたい?」と誰かに質問したり、されたりしたことがないでしょうか?
私は主人に質問したことがあります。
主人は、『牛丼』とか『すき焼き』かな~と言ってました。牛肉系かな…^^;
同じ質問に対して私は、「おにぎりと味噌汁」と答えました。
世の中には、おいしい食べ物はいっぱいあります。
ですが、私の行き着く先は「おにぎりと味噌汁」というシンプルな食事なんですよね…
別に『最後の晩餐』という設定ではなくて、普通にご飯を見るだけで、「おにぎり食べたい…」と思ってしまいます。
具は、鮭、カツオ、梅、外側は海苔で包んだり、黒ごま、とろろ昆布…それらがあれば最高ですが、別に『塩おむすび』だけでもいいのです。
映画で、 竹皮に包まれた塩おむすびを美味しそうに頬張るシーンを見ると、思わず私も食べてみたい衝動に駆られます。笑
やはり、シンプルイズベストですね~^^
今回は『ラスト』について書いてみました。
今の情勢を見て、満たされすぎていると、それが当たり前になって、見えなくなってしまうことが多いなと感じました。
「最悪、無くても生きていける」とか、「どうにかなるさ」と思えることができたら、ずいぶん気が楽になりますよね。 実際、そんなもんじゃないのかな?と思います。
とにかく、今の騒ぎが一日も早く『ラスト』を迎えてほしいですね。
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