魅惑の「タルト・タタン」
前回は、定期検診で京都市内に行ったことを書きました。
この日は3科も受診したので、診察後は観光ができず、代わりに市内のスイーツを買うことにしました。
秋は季節限定のケーキが並ぶので、目にも楽しいですよね。栗、りんご、さつまいも…などなど。
私は、栗を使った「モンブラン」が好きなんですが、作る人の個性が出て面白いなと感じています。
だから、この季節だけ、ケーキ屋さんを巡るのが私の密かな楽しみなのです。^^
スマホで検索すると、病院の目と鼻の先にケーキ屋さんがあることがわかり、帰りに寄ってみることにしました。
そこは駐車場がなくて、道路沿いの小さなお店。
なので、例の「駐車禁止除外指定車」のカードを出して、お店前の車道に駐車することにしました。
車道は二車線だし、道は混んでないので、カードがなくても大丈夫そうな感じでしたが、念のため…^^;
お店に入って驚きました。
そこは、ケーキだけでなく、フランスのお惣菜も手作りしているお店だったのです。
ホントに小さなお店なので、ケーキが5~6種類くらいと、お惣菜もそれぐらいがショーケースに並んでいました。
へ〜こういうお店、珍しい…たいがい、どちらかの専門店なのに…
年配女性が奥から出てきて、「お惣菜ですか、ケーキですか？」と尋ねられ、「ケーキをお願いします」と主人が言ってくれました。
そして、「全部お一人で？」と尋ねると、女性いわく、娘さんが作っているらしく、「今、買い物に出かけててね〜」と気さくに話してくださいました。
お母さんらしきその女性は、接客と娘さんの調理の手助けをし、明日のモンブランの仕込みで栗を剝いておられました。
娘さんお一人で作られているので、ケーキは5~6種類あっても、ワンホールをカットしただけだから、数は少なかったですね。
でも運良く、「モンブラン」は残ってて、２個ゲットできました。
そして、あと一個づつは、好きなケーキを選びました。
主人は、生クリームでデコレートされたグレープフルーツシフォンケーキ、私は、タルト・タタンというケーキ。 どちらも最後の一切れでした。
「タルト・タタン」って？
何度も耳にしたことがあるけれど、食べたことがない…
そういえば、私が今まで行ったスイーツ店でも見かけたことがない…「どんな味なんだろう…？」
このケーキは、簡単に言うと「りんごのタルト」です。
なぜ「タルト・タタン」かというと…
このケーキの誕生には、ユニークなエピソードがあるのです。
私が聞いた説では、
タタン姉妹の一人が、間違って先にりんごを型に入れてしまい、後からタルト生地をりんごの上に被せて焼いたのです。つまり、逆…
また一説では、りんごを煮すぎたために焦げくさくなって、それを取り繕ろうとタルト生地を被せ、フライパンごとオーブンに入れたとか…
いづれにせよ、「タルト・タタン」は、失敗作から生まれたと言われていますが、今では伝統的なフランス菓子になっているようですね。
私は、そんなエピソードを聞いていたし、食べたこともないしで興味がわき、最後の一切れを迷わず選びました。
「フランス料理」といえば、格式ばったイメージがしますが、このお店は、ほっこり手作り感が満載でした。
お惣菜は値段は見てなかったけど、ケーキは一切れ400円前後で、お手頃価格も嬉しかったですね。^^
家に帰って、まず当日食べたのは「モンブラン」
こちらは、ラム酒入りのマロンクリームで、私好みの味でした。
このラム酒のほのかな風味が、いい仕事をしてるんです～
美味しくいただきました♪
秋はコレが楽しみです
そして、タルト・タタンは翌日のお楽しみに。
初めて食べた私の感想は…
りんごがキャラメリゼされているからか、かすかに苦みが感じられました。
う〜ん、私は、「アップルパイ」のような普通にりんごを煮た方が好みだな…
「苦み」より「甘酸っぱい」方が好き。
でもまだ一度しか食べてないので、もし他のお店で「タルト・タタン」を見かけたら、もう一度挑戦してみたいケーキです。
りんごのお菓子は大好きだし、こんなに長く愛されてきた「タルト・タタン」は、きっともっと奥が深いはず…一度で決めつけたくないと思いました。
初めての「タルトタタン」
さて、また今週は、京都市内の病院へ行きます。
身障手帳の追加診断のために、今度は「脳外科」に。
結果はどうであれ、「やるだけやった」と思いたい… 私のやってることは、自己満足かもしれないけれど。^^;
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