私のチャレンジ日記

脳出血の後遺症で少しハンデがありますが、色々とチャレンジしていきたいです!

メガネ越しの世界

20代の頃、よく聞いたアーティストに、「ドリカム」の曲があります。
独特の歌詞やメロディ、歌声、どこか聴く人の心に響くような魅力がありました。
その頃よく聴いていた曲に、「眼鏡越しの空」というのがあって、夫も独身時代にドリカムの曲をよく聴いていたらしいのですが、この曲は知らないと言います。
メジャーな曲ではないですしね。
昔のレコードでいえば、「B面の曲」という感じでしょうか。
でも、私は、このマイナーな曲が好きでよく聴いてました。
当時、歌詞はあまり意識してなくて、メロディーがいいなと思って。

でも、改めて歌詞を見てみると、ちょっと切ない曲なんですね。
1992年頃に作られた曲ですが、その頃の私は20代後半で、外見重視、「メガネなんて、家でかけるもの」と思ってました。
だから、外では、コンタクトレンズでした。


「眼鏡越しの空」の歌詞(一部抜粋)


(1番)
大きらいだったメガネ外せない ここ何日も
気を隠すにも ちゃんと見るにも 都合がいい…
。。。。。。。。


(2番)
大きらいなのは メガネじゃなく こんな自分
ガラスの奥で 叫んでいても 誰も気づかない
防御壁の役ばかりでゴメン やってみるね
私をキチンと見せてくれる レンズに変える
。。。。。。


他にも、「憧れの人のようになりたい…」というような歌詞も出てきますが、私が共感したのは、上の歌詞の部分です。

メガネは、何か隠そうとする心理が働くのかもしれないなと思います。
マスクもそうですよね。
女性なら、スッピンでもOKですし、男性は、ヒゲをそらなくてもいいしね。
上の歌詞では、メガネが防御壁の役ばかりでゴメンと歌っていますが、これは、今のマスクでも言えるんじゃないかなと思います。
皆、コロナでイヤになると言いながらも、暑くてもマスクはしてますしね。
感染予防が大きな目的ですが、実はマスクが防御壁になっているのかもしれませんね。

どこかで、マスクを「顔パンツ」と聞いたこともあります。笑

 


私の独身時代は、10年間ぐらいソフトコンタクトレンズでした。
ですが、結婚して以降は、メガネにしたのです。
もう面倒なレンズケアをしたくないと思って。
今は、「使い捨て」タイプが出てるんで、昔のようなケアはしなくてもいいようですが、だからと言って、もうコンタクトレンズに戻る気はないのですね。
メガネでいいやと思ってますし。

それに、顔がだんだん「メガネ顔」になってくるんです。笑
昔、小学生だった甥に(今は成人して子供がいます)、「どっちが似合ってる?」とメガネを外して訊いてみたことがあるんです。
すると、幼かった甥は、「メガネかけてる方」と言いました。
子供は大人と違って正直ですからね。笑
変な気遣いはしません。
ですから、メガネも、服みたいにファッションアイテムの一つとして捉えています。


近視は、亡き父、兄、私の3人で、母は正常でしたね。
父は生前、メガネを3つぐらい持っていて、「一つで充分なのに」と思ってました。
でも!自分が歳を重ねるたび、「近視のメガネ一つでは厳しい」というのがわかってきたのです。
快適な生活を送るためには、近視用の老眼鏡と、遠近両用メガネの存在も視野に入れておかないとな〜と思いました。

目がいい人が老眼になったら、文字を遠ざけないと読めませんよね。
近視はその逆で、メガネをとって、文字を近づけないと読めないのです。
今年になってから、スマホを見る時は、メガネを外して、裸眼で見ています。
少し前なら、メガネのまま、スマホを触っていたのにね…


今年の2月頃、歯の詰め物やアクセサリーを貴金属ショップに持っていって、そのお金で今の私に必要な物「メガネを買い替える!」と決めました。
なのに、ズルズルとそのままで、あっと言う間に半年が経ってしまいました…^^;
「私の誕生月である今月こそ、買い替えるぞ〜」と思って、ようやく先週果たせました‼
買ったのは、前と同じ、遠眼用。
前回買ったのは10年前でしたから、その時はそれだけで問題がありませんでした。
ですが、今回は、近眼用(老眼鏡)も検討しなければなりません…^^;
遠近両用メガネは視界が不安定なので、平衡機能に難ある私は、ちょっと怖いのです。
慣れるのかな…??
父が使っていた時に、使用感を聞いてみたら良かったですね…
その時は、遠近両用レンズなんて、まったく意識してなかったから…

 


古いメガネさん、ホントにご苦労様でした。
この10年間、ホントに色んなことがありました…私の人生で一番辛い時に、ずっと一緒にいてくれたんですよね。
思い起こせば、健常だったとき、手術のとき、苦しい入院期間のとき、障害者になったとき、愛犬を亡くしたとき、母を施設に送ったとき…などなど
書き出してみれば、この10年、お別れ(卒業)になることが多かった気がします。


脳出血して退院するまでの4ヶ月間は、一度もメガネをつけませんでした。
裸眼の私は、0.1以下ですから、視界はかなりピンボケしています。
リハビリで、歩いたり、字を書く練習もあったけど、それでもメガネをかけませんでした。
なぜか…?
現実を受け入れたくなかったからです…
たぶん、心の葛藤があったのでしょうね…


前のメガネは、どちらかというと、辛いときの思い出が多いですね。
でも、新しいメガネは、幸せいっぱいの思い出にしたいです。
きっと自分次第でできる!と思っています。(^^♪

 

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