私のチャレンジ日記

脳出血の後遺症で少しハンデがありますが、色々とチャレンジしていきたいです!

「ないなら作ってしまおう!」という発想

私は、この「ないなら作ってしまおう!」という発想が好きです。
そうは言っても、「言うは易く行うは難し」ですよね…

「物」に限って言えば、
市販品の中には良いものがありますが、微妙にサイズが合わなければ、仕方なく諦めることになります。
たぶんこんなことは、誰でも経験があるでしょうね。


「ならば作ってしまおう」の代表例が、ハンドメイド作品ではないでしょうか?
「こんなのが欲しいけど、売ってないし…」を形にできますからね。
ただ、頭で思い描いているものを、形にするには難しかったりします。
「想像すること」と「制作すること」は違いますからね…得手・不得手があります。

私も過去に、想像はできるんだけど、それを形にすることが苦手なんで、夫に頼んで作ってもらった物があります。
それは、「スリッパラック」です。

私が、退院した頃(2014年)、医療関係の来客が多くてね…地元の医師、二人のリハビリの先生、ケアマネさんとか。
訪問時にスリッパを履いてもらうのですが、帰られた後は廊下の隅に置いていました。
見た目は全く違和感がなかったのですが、自分が廊下を掃除する時に、「ワイパーがけ」がしづらかったですね。
掃除の度に、いちいちスリッパをどかせなければならない…
このひと手間が、いつもストレスになっていました。
自分の障害度合いも今より悪かったんで、できるだけ作業工程が少ない方がいいと思いました。


そこで、「直置きしなくていいスリッパラックってないのかな?」と思いつき、ネットで探してみたんです。
探せど探せど、そんな物は見つからない…
なので、「ないなら作ってしまえ!」となって、夫に頼んで、作ってもらうことにしたのです。

材料は、100円ショップで買ったもの。
メインの木材は、「スノコ」です。
単純にスノコを切って、スリッパが入るように組み立てたシンプルなものです。
あとは、自分好みにグリーンの造花や小物を使って、オリジナルのスリッパラックに仕上げました。(スノコ以外は前から持っていたもの)
これのお陰で、廊下にワイパーをかけるストレスがなくなったのです。

「いかに作業工程を少なくするか?」

これは掃除に限らず、あらゆる面で大事なポイントかなと思います。イヤにならないためにも‥

 

(手前味噌なことですが、この手作り「スリッパラック」は、今でも私のお気に入りなんです。^^)

 

私でももう一度編み物ができるの?

先日、たまたま観たBSテレビで、編み物インストラクターさんの活動が放送されてました。
私も健常な時にカギ針編みにハマり、そのお陰で、入院中、時間を持て余すことがなかったですね。
ですが、今は、右手がちょっと不自由になったんで、手先を使うことをほぼ諦めています。


今だからわかるのですが、手は、かなり精巧なことができるのです。皆生まれながらに。
代表的なのは、「文字を書くこと」ですね。
健常な人は、スラスラ字を書くことができますが、私には、それができないのです。
かなりゆっくりなら出来ますが、それじゃ自分がイライラするのでね。^^;
なので、左手に利き手交換をしました。
それでも、左で書くのは遅いですし、字のバランスも悪いですから、右手で書いていた頃のようにはいきません。
なんせ、右手歴が48年、左手歴はわずか8年ですものね…違いすぎます。^^;
ですが、書けるだけありがたいなと思っています。


自分が健常な時に編んだドイリー(小物などの敷物)が捨てられなくて、今でも大事に使っています。もう編めないしな…と思いつつ。
(ちなみに、入院中に編んでいたものは、そのことを思い出すので、ほとんど捨てました。)

右手がダメなら、左手でかぎ針編みをしようかなとも思いましたが、そうなると、教本が右ききで書かれているので、初心者の私には難しすぎるなと断念しました。
なのに、教育テレビの「趣味どきっ!」で、編み物レッスンの日は、出来ないとわかりつつも興味津々に観ている自分がいたのです…


そんなときでした。先日のBS放送で、一筋の光がさしたのです!
障害者の人、高齢の人でも出来る「かぎ針編みのグッズ」を考案され、活動されてる方が紹介されてました。
その方の指導で、脳出血の後遺症で手が不自由になられた方が、器用にかぎ針編みをされていたのです。
しかも、私と同じ右手に障害があるようでした。
考案されたグッズを使うようでしたが、私もそれを使うことで、諦めていたことにもう一度チャレンジできるかもと思うと心が踊りましたね。^^

番組終了後、早速、そのインストラクターさんをネットで検索してみると、詳細がわかりました。
その方のプロフィールに、障害者の人や高齢の人でも、かぎ針編みができるようにグッズを作られたそうです。
そこには、やはり「ないなら作ってしまおう」という思いでだったようです。
そう、ないものは、いくら探しても待っても「ない」のです…
思いを形にしていくことは大事ですね。
この方は健常なのに、手が不自由な人達のことまで考えておられる。
こういうグッズは、当事者が考案するものなのに…
心の広い方だなと感服しました。

ユニバーサルかぎ針 - さいたま|大和田・蓮沼 手編みサロン あみ~ちぇ

 

 

私にとって、手が不自由な人でも編み物ができるなんて、嬉しい驚きでしたね。^^
たくさん編み物の本を持ってるんですが、もう使うことがないだろうし、メルカリに出品しようかなと思っていたところでした。^^;
ですが、もう一度自分で使えそうです。笑
モノづくり…諦めていたけど、私でもできるんだと思うと、なんだか嬉しいですね〜(^^♪

 

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