『50音マラソン』『へ』~『変化』について(化学的と心理的)~
ただいま『は行』をランニング中!≪は・ひ・ふ・へ・ほ≫
今回のかな文字は、『へ』です。
『へ』で思いついた言葉は、『変』から始まる言葉でした。
変化、変容など、移り変わりゆく様子を表す言葉ですよね。
今回は、その言葉にスポットを当てて書いてみたいと思います。
『化学反応』はマジックみたい!
『変化』の言葉で真っ先に思い浮かんだのが、私が夏になると手仕事で作っている『しそジュース』のことです。これは、作る過程で見られる『変化』が面白いのです。
お湯の中に赤しそを入れると、赤しその色がお湯に移って『どす黒い赤』になるんです。 そこへ仕上げに酸を加えると、『どす黒い赤』から一瞬で綺麗な『ルビー色』に変わります。
その様子はマジックを見るような変化ぶりなのです。これが『化学反応』というものなのでしょうね。^^
『しそジュース』を作ったことのない来客には、「これ、着色料なしの自然な色ですからね 」と付け加えて出しています。すると驚かれるんですよね。笑
それぐらい鮮やかなルビー色になるから、『しそジュース作り』って面白いですよ。^^
私は私、人間関係まで引き継ぐことはない
先日、家の電話が鳴りました。
知り合いからだと携帯電話なので、家の電話が鳴るのは知らない人からということになります。
誰からだろう…電話に出てみると、昔、実家の父の元で働いていた職人さんからでした。
私の亡父は、家の外装工事の個人経営者だったので、電話をかけてきた職人は、私が幼い頃から父が亡くなるまで働いてきた人です。(40年ぐらい)
当時、その人が15歳から20代前半まで住み込みで働いていたので、私と寝食を共にしてきた、いわば年の離れた兄のような存在です。
とはいっても、私は昔からその人が嫌いでした。嘘つきで、図々しくて、それが鼻持ちならなかったのです。
父母も同じように愚痴っていましたが、それでもやめさせなかったのは、外交的で仕事がよくできたからなんです… 父が指示しなくても、仕事の段取りを組める人だったから、父にとっては楽だったのでしょう。
人間性はさておき、仕事面では、持ちつ持たれつの関係、『腐れ縁』だったということでしょうか…
その職人から先日、電話がかかってきたのです。
何の用事だろう… ちょっと身構えてしまいました。すると、実家に置いてある機械を使いたいという話でした。
私は瞬間的に「イヤ!」という嫌悪感が走って、「もうそういうこと、やめへん?」と不意に口走ってしまいました。職人に「アカンのか…?」と訊かれ、私は「ウン 」とだけ答えました。
はっきり「イヤです、お断りします」は言わなかったけど、私の心情は言うまでもなくその言葉通りでした。
昔の私だったら 、いやいやながら実家を開けて、職人に機械を使わせていたかもしれません。
でも、もう私はその職人とは縁をつなぎたくないし、父と職人との人間関係を私まで引き継ぎたくないと思ったのです。
昔から嫌だと思っていた人と、たとえ長い付き合いがあったとしても繋がる必要はないし、どう思われたっていいと思いました。
『自分に正直でいる』ことは『自分を大切にしている』こと
職人に断れたことで、とても自分の気持ちが晴れやかになりました。
もし、いやいやながら「OK」の返事をしていたら、はっきり言えない自分にモヤモヤして嫌になっていたでしょうね、心と裏腹のことをしているから… これ、ホントに苦しいです。
自分の気持ちに正直になるって、気持ちがいいですね ~
これでもう、職人とつながることもなくなったと思います。
万が一、同じようなケースがあったとしても、一度断ってるから断りやすくなっていますしね。^^
経験は『道』みたいなもので、最初は勇気がいるけど、一度道ができてしまうと、後は通りやすくなると感じています。
『変化』について、全く違う二つのことを書いてみました。
断捨離でも『自分を大切に』ということを言われているので、本当にそうだなと思います。
自分の気持ちに正直でいる、それが自分を大切にしていることだと思うのです。
自分にとって必要のないもの、もう終わったもの…それはモノ(物質)だけでなく、 人間関係でも同じなんだと思った出来事でした。
これからの人生、ますます自分を大切にしたいですね。(^^♪
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