震災に寄せて…
昨日は、午後から雨が降り出し、夜には本降りになりました。
最近では珍しく風も吹いて、ちょっと早い『春の嵐』という感じでした。
そして今朝は、まだ雨が残っていましたが、それも10時ぐらいには上がり、午後からは時々、雲の切れ間から日が差し込む一日となりました。
一雨ごとに季節が春に近づいている感じですね。
今日は、『東日本大震災』が起こって8年目となる日です。
テレビをつけると、どのチャンネルも特集を組んで当時の模様を報道していました。
あの大震災は、地震の規模もさることながら、今まで見たことのない津波のショッキングな映像に愕然としたことを覚えています 。
それより前のことですか、2004年12月末頃、スマトラ沖地震による津波が連日報道され、とても衝撃的な映像だったことを鮮明に記憶しています。
でもどこか「対岸の火事」のように思っていた自分がいます。
それがまさか日本でも同じような、それ以上の津波が襲ってくるなんて思いもしませんでした。
知り合いの美容師さんのエピソードなのですが、彼女は新潟県出身で、若い頃、美容師学校で一緒だった仲間に、東北出身者が多かったそうです。
故郷に里帰りした時に、いつも同窓会で集まっていたらしいのですが、この大震災で 二人の友人が津波に飲まれて亡くなられました。
彼女は、亡くなった友人を思い、今自分が住んでいる家がわかるように、玄関灯をつけていたそうです。
するとある夜、うたた寝ていると「〇〇ちゃん」という声を聞いたそうです。
うたた寝で、定かではなかったようですが、ご主人が「〇〇ちゃん」とは絶対言わないから、きっと亡くなった友人が会いに来てくれたに違いないと言っていました。
たぶん、私もそうだと思いました…
津波で亡くなった方々は、大地震の時には助かって、命拾いをされたかと思います。
ですが、まさかその1時間後に巨大な津波で命を落とすなんて考えもしなかったことでしょう…
何とも言えない無情さを感じます。
私は、1995年の阪神淡路大震災の時はまだ OL をしていました。
あの朝、まだ睡眠中だったのですが、大きな横揺れで目が覚め、思いのほか揺れが長く続いたことを記憶しています。
そして、電車は全く動かず、会社に電話をしても通じなかったですね…
それまでは、見積書の一番下の但し書き(天災・人災による有事のうんぬんかんぬん)の文言は、体裁だけで「起きることがない」と思えるぐらい平和な毎日でした。
ところが阪神大震災以降、その思いが崩れさり、「何が起こってもおかしくない」と思えるようになりました 。
特に昨年の夏の自然災害を見ると、 さらに強くそう思います。
今年もすでに北海道で地震が起きていますしね…
天災が起きてくることは、人の力ではどうしようもないことかもしれません。
ただ闇雲に怖がるのではなく、 災害が『大難は小難に 小難は無難に』と最小限にとどまるよう願うしかないです…
ただそのように祈っています。